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クロツバメの浮き雲ライフ

保護猫ちゃん中心の生活を送りながら、ハンドメイドやDIY、音楽に読書と関心事を綴ります。

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地域猫ボランティアのすすめ

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 僕が住んでいるエリアには地域猫がたくさんいます。近くに大きな公園や河川などの自然が比較的残っており、また餌やりボランティアさんも複数いると推測されることから、猫にとっては(過酷な屋外での生活においてはまだいくらか)快適に過ごせるからだろうと考えています。

 

 自宅で猫と暮らすようになってからというもの、猫の持つ魅力にすっかり魅了されてしまい、生活の中心にはいつも猫がいるという状態です。自由で、馴れ合わず、こだわりが強く、ときに甘ったれな一面も垣間見せてくれる我が家の飼い猫たちを見ていると、僕自身の『生き方』に影響と刺激を与えてくれていることに改めて気づかされます。

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 以前は地域猫を見かけても素通りしていた僕ですが、猫の飼い主になってからは地域猫の幸せも(及ばずながら)願うようになりました。そこで地方自治体が実施している「地域猫ボランティア講習」を受けることにしたのです。今回はその概略を簡単に記したいと思いますので、興味のある方の参考になれば嬉しいです。

 

もくじ

 

野良猫が増えるとどうなる?

 はじめにTNRを受けていない「野良猫」が増えると、地域住民にとってどういったことが起こるのかをみていきましょう。

野良猫が増えてしまう原因

・飼い猫の脱走による野生化

・飼い猫の遺棄による野生化

・野良猫による繁殖

・野良猫の移動による他地域からの流入

 

 猫は繁殖能力が高く年に2~3回、1度の出産で4~5匹の仔猫を産みます。産まれた仔猫は月齢6ヶ月程度になれば出産ができるようになることから、ネズミ算的にその個体数が増えていきます。

 

地域に起こるトラブル

・糞尿による悪臭

・喧嘩や発情時の大きな声による騒音

ゴミを荒らされる

 

 これらの理由から保健所は野良猫を増やさないために捕獲し、保護団体など引き取り手がなく、また一定期間を過ぎると処分されてしまいます。

 

 そこで重要になるのがTNRを施して、野良猫を地域猫として管理していくことです。できることならすべての猫に飼い主がいることが望ましいですが、長く屋外で暮らしてきた猫の中には人に飼育される環境に適応できない個体もいるため、屋外で暮らしながらも人が管理する「地域猫」という生き方が妥協点として存在するわけです。

 

地域猫ボランティアとは 

 

 人が管理するTNR済みの猫を「地域猫」と呼ぶことを前項でお話しましたが、それではいったい誰が地域猫を「管理」するのでしょうか?地域住民たちが当番制にしてご飯を与えたり、担当制にして野良猫の捕獲を行ったりするでしょうか?(あるいはそのような地域もごくごくまれに存在するかもしれませんが)答えはNOです。

 

 地域猫を管理するのは正しい知識を持った「地域猫ボランティア」の役割です。ただやみくもにご飯を与えて歩くだけではなく、TNRの実施や怪我をした猫を発見した場合の治療なども行っていく必要があります。

 

地域猫ボランティアの役割

TNRの実施(保護団体への通報、依頼なども含む)

怪我の対処

餌やり

・生活環境の改善(清掃など)

・近隣住民への対応(理解を得るなど)

 

※療養期間を必要とする怪我の対処(入院したり一時的に飼育を必要とする場合)は個体によっては難しい場合もあり、議論の分かれるところですが可能な限りは対応すべきだというのが僕の意見です。

 

地域猫ボランティア講習とは

 

 地域猫ボランティアになるにはどうすればいいのかというと、各地方自治体が実施している「地域猫ボランティア講習」を受講する必要があります。そうすることで自治体ごとに差はあれど、活動許可証なり腕章なりの交付を受けることができます。

 

 僕が受講した住まいの自治体の講習は所要時間約90分程度で、自治体のある市区町村に住んでれば参加ができ、受講料は無料でした。事前申し込みが必要でしたが、空席が埋まるまでは受付をしており、野良猫が多くて困っているという住民の方の飛び込みの参加もありました。

 

必要なもの

・事前の申し込み(Webサイトからできた)

心意気

 

講習の内容

 

・実績豊富な他の地方自治体より招いた講師による『現状』『対策』『取り組み』『地域猫の今後』の説明

 講師が管轄しておられる地域における活動内容(特に普及活動に注力している印象を受けました)から数字で見る実績までがスクリーンを使用しわかりやすく説明されました。

 

・活動ガイドライン資料の読み合わせ

 活動する上での禁止事項(事項にて解説あり)や、誤った方法で餌やりをする人への対処法などがメイン

 

・質疑応答

 クレームを言うためだけの参加者がいた。(事項にて解説あり)

 

・情報共有のためのフリートーク

  どこそこに野良猫がいてお腹を空かせていた~とか、どこどこで若い野良猫を見かけたなどといった情報共有にあてられていました。

 

講習を受けてみた感想

 

 講習は愛護動物である猫の幸せを仕組みとして実行に移していくという素晴らしいものでした。猫に詳しい講師の方が、その生態などにも言及しておられたので参考になる部分も多かったです。

 

 ただ1点、残念だったことは参加しておられる方のなかに、「〇〇のあたりにいる猫がうるさくてしょうがないからなんとかしてくれ」というクレームを言うためだけに来たという人がいたことです。話を聞いているとボランティアの必要性を理解しておらず、自治体が何とかするのが当たり前という考えを持っている事がわかりました。

 

 その場に居合わせた、保護団体を運営しているという講習参加者が間に入り、その場は丸く収まりましたが、「なんとかしてくれ」というモチベーションの人たちへの理解、協力普及活動も同時進行でしていかなければいけないなと、強く感じました。

 

ボランティアをするにあたって注意すべき点

 

・餌やりの際にでたゴミを放置しない

・ゴミを発見した場合は清掃し、猫の生活環境の改善に努める

・誤った方法でボランティアしている人を見かけたら指導する

・仔猫を発見してもすぐには保護せず、母猫をさがし一緒に保護する

・母猫がいない、もしくは育児放棄が明確な場合は速やかに保護する

・保護が難しい場合は、保護が可能な第三者に通報、保護を依頼する

・ボランティアであることを証明できる物品を携帯する

 

 

 これらが講習で学んだ注意事項となります。細かく挙げていけばもっと細部にわたって気を配らなければならないこともありますが、大筋ではこのようになります。猫は夜行性なので夜間に活動する事も多くなるためか、近隣住民が不審がらないためにもボランティアであることの証明できる物品の携帯は念を押されました。

  

 

 以上が「地域猫ボランティアのすすめ」です。自治体のスタッフさんは現状ではボランティアの数が不足していること、理解がまだまだ行き届いていないことに対する危機感を語ってくれました。そして講習に参加してくれたことに対する感謝の気持ちを述べつつも、幾分すがるような語気で協力を仰いでいる姿に胸を打たれました。

 

 

 住まいのある地方自治体では今後も年に1回、地域猫ボランティア講習を継続して行うこと、招待状を送るので情報の更新の意味もかねてできれば毎年受講して欲しい旨のお話しを伺い終了となりました。

 

 

 

 近隣の地域猫のコミュニティにはすでに複数の地域猫ボランティアさんがいて、餌やりをしてくれているため、まずは頭数の把握や餌やりさんが来られなかったと推測される(お腹を空かせて鳴いている)場合のサポートなど、身近にできることをさせていただく形でボランティアに加わっています。

 

 

地域猫ボランティア活動の記事はこちらです

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。受講料の必要ない講習ですし、話を聞くだけで勉強になることも多かったです。もしも、この記事を読んで「自分もやってみよう」という方が1人でもいたとしたらこんなに嬉しいことはございません。

 

 

 

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きなこ「地域猫?ボランティア?それっておいしいにゃ?」